カテゴリ:絵本・ほん( 1 )

「大地の子」

山崎豊子「大地の子」を読み終えた。
最初は戦争孤児ゆえの様々な過酷な体験の描写に、読むのが苦しかったけれど、次第にぐわーっとのめりこんであっという間に4巻を読んだ。
日本・中国の歴史、中国の日本人に対する思い、国というもの、国民性の違いなどが事実に基づいて詳しく描かれると同時に、人としての生き方、家族ということ、友情・愛情、人と人が出会い縁がつながっていくあたたかさなど・・・人として生きる姿勢が、力強くそして優しく描かれていて、考えさせられたりホロリとしたり・・・・・・とても深くて濃いお話でした。
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私の祖父母も満州開拓民として渡満していたそうだ。
終戦をむかえた時、祖父は主人公の父と同じく徴集されており、祖母は生後数か月の赤ん坊(母)を連れて大変な苦労をして日本へ帰ってきた。そして、日本に帰ってもなかなか居所がわからず、探して探してやっと祖父母は再会できたという話を、以前母から聞いたことがある。
そうした祖父母の想像を絶する苦労の上に日本人としての母の命があり、そして私につながっていることの尊さを、改めて想う。
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by a-hinatabocco | 2007-10-18 20:20 | 絵本・ほん